ちきん騎兵隊討伐記録

株式会社ネクソンジャパンが運営する「Maple Story」のプレイ日記などなど。ドナドナ・・・

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グレイ冒険記録11  希望の女神像(下)






 ─ 空の町オルビス





そこは飛行石によって空を漂う不思議な町



この町を治めているのは人間ではなく、妖精





















実を言うと、人間がこの町を発見したのは

それなりに最近のことで、

住んでいるのが妖精だとわかった時は

戦争になるかもしれないと

世界中がパニックになったりもした











しかし、意外と話のわかる種族だったらしく

今は人間と友好同盟を結んでいる











同盟を結んでからは

人間はこぞってオルビスに観光に行きだした









透き通るような綺麗な風、町を通り抜ける雲


妖精達に伝わる魔法と、伝統的な建築用法が織り成す

素晴らしい町並み・・・








それに妖精流のエステや、レストランは

どれをとっても最高級と呼ばれ




心行くまで人間を楽しませた

















だがここで大きな問題が発生したのだ









飛行石によって、町全体が空に漂っているため

風や何かで常に移動している状態にある


毎度毎度、観測して探し出さなければならないため

移動時間が滞在時間より長いのは当たり前




下手をすれば見つからない時だってあるのだ













これでは不便だと感じた人間達は

オルビスの妖精達と話し合い


地上にアンカーを打って

オルビスを定位置に固定させることにした





















そしてそのアンカーの役目を担っているのが









現在のオルビス塔だ










今回の話は、そんなオルビス塔にひっそりとたたずむ


女神像にまつわる話・・・・










































オルビスに到着した





今まで何度か通ったことはあったが

何度見ても噂に違わぬ美しい町だ










時計を見るとPM 1:20分





昼食ついでに少し観光をしてみることにした

少しくらいゆっくりしても大丈夫だろう


時間はまだ十分あるのだから・・・













町を歩くと綺麗な風が、狭い路地を吹き抜けてくる


そしてその後を、雲がゆっくりと流れていく

雲の中に入ると少しひんやりして気持ちがいい

噂に聞くマイナスイオン効果もあるのだろうか







路地を曲がったところに大きな雑貨屋があった



ここで色々なアイテムを調達できるかもしれない



そう思って中に入ると、なにやら話し声が聞こえてきた























女: しかし、私もそう時間があるわけでは・・・


店主: そこをなんとかお願いします!











なにやら店主の妖精族と客の人間が

話をしているみたいだ
































女: 仕方ありませんね、善処してみましょう。


店主: ありがとうございます!期待しています!










どうやら話はまとまったみたいで

二、三礼をすると

女性はすぐに店を出て行った






風貌からして魔法使いだろうか

かなり風格があって、強そうだ・・・











店主: いらっしゃい!モンスターのお客なんて珍しいね~
    
     何をお探しですか?










そんなことを考えていると、店主から声をかけられた




とりあえず要る物は、回復薬くらいかな

一番近くにある、回復薬という印のついた

薬を数本とって、店主に渡した











店主: 3万5千メルになります














思ったより値が張る


しかし妖精がつくった薬なら

これくらいは当然なのだろうか




まぁ値段相応の効果があるなら

決して高い買い物ではないのかもしれない
























買い物をした後、レストランで昼食をとり




手持ちのメルがほとんどなくなってしまったので


銀行にお金を下ろしに行った






































しかし僕の口座には、たったの1メルも入っていなかった




そういえば、昨日借金の返済をしたことに気が付いた



とりあえず利子を減らすために

少しでも多く借金を返そうとしたのが間違いだった









見知らぬ場所で、また無一文で放り出されてしまった

これではルディ行きの列車に乗れない

ちきん騎兵隊の誰かに、助けてもらおうかと考えたが












また僕が足を引っ張ることを思うと

連絡する気にはならなかった








幸いここからならアクアリウム、下町経由で

徒歩でもルディに行けるという事を

本か何かで見たことがある








時間はまだ二日もある



なんとかなるだろう・・・


































オルビス塔に向かうため町を歩いていると


雑貨屋で見かけた魔法使いの女性にあった




何か考え事をしているようだ



話しかけようかと思ったが、邪魔するのも悪いので


そのまま通り過ぎようとすると








すれ違いざま、女性の方から声をかけてきた











女性: あら、その胸につけてある紋章・・・
    
    もしかして、ちきん騎兵隊の方ですか?














なんと驚いたことに、ちきん騎兵隊の関係者らしい













女性: (確かあそこのギルドも

    ルディへの徴集命令が出されていたはず・・・)



    














一体どういう関係者なのだろうか

うちのギルド員の友人か誰かか?









多分そうだとしても、ギルマスの知り合いではなさそうだ

あのクズと会った事があるのなら

ちきん騎兵隊に、二度と声をかけようなどとは思わないはずだ
















女性: オルビス塔を下るつもりなら、途中まで私も
    
     御一緒させて頂けませんか?

















驚いた・・・


まさか突然そんな申し出を受けるなんて






ちきん騎兵隊以外の人間と、一緒に行動するのは初めてだ



少し緊張するが、みた感じそう悪い人でもなさそうだし

オルビス塔は初めてなので、

誰かが一緒にいてくれるのは結構心強い





喜んで同行してもらう事にした
















オルビス塔を下りながら、彼女と少し話をした

彼女の名前は Psi という名前で

非常に礼儀正しい人で

笑顔がとても綺麗な方だ




どこと無くあんパフェさんに似ている気もする




あんパフェさんを大人にしたらこんな感じになるのだろうか













Psi: あと半分ほどですね、頑張りましょう。










意外と早く下りることができた

まだ30分ほどしか経っていないだろう




この調子なら1時間かからずに

地上へ着くことができそうだ







そうこう考えながら下りていくと





少し開けた場所にでた







今は多分8階くらいだろうか

こんな場所があったのか・・・・




















Psi: 少し休憩しましょうか。














魔法使いのテレポに追いつくのは

かなり体力を消耗する






気がつくと僕もかなり疲労がたまっていたようだ













休憩がてら、周りを見渡すと


隅のほうに、石像を見つけた









近くに行ってよく見てみると



祈りを請う女神をかたどった像らしく

細部まで作りこまれていて、気品があり

本当に綺麗だった・・・


























Psi: その女神像は、このオルビス塔が建てられた時
 
    一緒に作られたんですよ。






    ここの塔が決して崩れることのないように──

    ここを通る冒険者達が無事でありますように──




    そういった祈りを込めて、妖精たちが

    魔法錬金を用いて造った、祈りの女神像です






    一時期は人間の間でも流行って

    この像に祈れば、願いが何でも叶う

    何て噂も流れたりして



    一日に何人もの人が、遠くから祈りに来ていました







    でもいくら妖精が造った魔具の一種だからって

    そこまでの力は無く、人々も噂にすぎないと知ると











    今まで犠牲にした時間を返せ!やら

    夫の命を見捨てるなんて大した女神像だ!

  









    といった感じで各々好き放題罵り始めました









    そこまで来ると、その存在自体忘れ去られるのも

    時間の問題でした









    希望を祈る女神像が、人々を絶望させてしまうなんて


    世の中は皮肉ですよね・・・・

















そこまで言うと、Psiさんはうつむいて黙り込んでしまった







その女神像は何も悪いことなどしていない

悪いのは人間達だ



祈ればなんでも解決すると思い込み


何か不備が起こると


こぞって神や何かに責任を押し付ける





















Psi: そう、なんですよね・・・

    でもね実を言うと私も少し期待してたんです

    もしかしたら、祈りは届くんじゃないかって・・・





















そんな事を喋っていると

突然上の方から人間が下りてきた



20台後半くらいの女性だろうか

かなり心労がたたっているようで


うつろな目をしている






その女性は、僕達の方には目もくれず

真っ先に女神像の前まで歩くと



小さな声で祈り始めた












女性: お願いします、私の子供を助けてください・・・





























祈っても何も解決などしない!


そんな暇があるなら

少しでも子供と一緒に居てあげたらどうなんだ!












そう叫ぼうとしたのだが





それをPsiさんが制した












Psi: さぁ、休憩は終わりです、行きましょうか











そういうと僕の手を引っ張り


急ぎ足でその場から離れた











塔を下りながら






何故あの時何も言わなかったのか


問いただすと、Psiさんはこう答えた

























Psi: 祈りを捧げることで希望が得られるのなら

    それだけで十分だと思います

    彼女の子供が助かるかどうかはわかりませんが





    少なくとも祈っている時は

    彼女は苦痛から解放されているように見えたんです







    それにもし子供が助からなくても






    あの女神像のせいだ

    呪いの女神像が私の子供を殺した





    そう言い聞かせれば

    彼女は自分を責めなくて済むかもしれない











    祈りの女神像に魔法の力は無いのかもしれないけど

    そういった意味で女神像は

    まだ誰かを救うことができるんです























    そして

    もしそうなら、私も昔の自分の力の無さを

    許せる日がくるのかもしれない・・・・・・・


















Psiさんは自分に言い聞かせるように

そういうと、立ち止まった


























地上に着いたのだ











Psi: 到着で~す、グレイさんは海底方面でしたよね

    私はエルナスに用事があるので、ここまでです






    もしかしたらまた会うかもしれませんね






    その時まで、さよなら。






















何も無かったかのように

綺麗な笑顔を浮かべると




Psiさんは行ってしまった













































女神像に祈っていた女性の子供が、助かったと知ったのは





それからかなり後になってのことだ









































つづく
























過去作品は こちら にもあります










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