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ちきん騎兵隊討伐記録

株式会社ネクソンジャパンが運営する「Maple Story」のプレイ日記などなど。ドナドナ・・・

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グレイ冒険記録8  真昼のオーロラ



この世界には永らく夜が来ていない







数十年前、一人の魔術師によって夜が奪われたのだ





冒険者達は夜を取り戻すため、

そして凶暴化したモンスターから町を守るため




日々戦い続けている












そして今回書く話は、そんな夜の無い世界が生んだ

一つの話、ちょっと切ない話かもしれない


































老人: この崖を上ると頂上だ・・・。

















僕の隣で、今回の仕事の依頼者である老人がそう呟く





今僕達がいるのは、エルナスのとある山の頂上付近



僕は大丈夫だが、この極寒の中、半日も山を登り続けて

よくこの老人は倒れないものだと思う


よほど今回の依頼に思い入れがあるのだろうか

とっくに体力の限界を超えているはずなのに・・・







そして何故かギルマスは息を切らしている














グレコ: もう俺限界だ、マジ疲れた、グレイ頼むわ。














ギルマスはそう言うと僕にロープを渡し

一人で先に崖を登って、上からロープを垂らしてくるように

言い残すと、バックから五目を取り出し

依頼者と勝負し始めた

















グレコ: ほら、早く行ってこいよ!依頼者は御老体だぞ!
      いつまでこんな寒い中で五目させておく気だ?

















前回ギルマスが起こした持ち逃げ騒動が正式に許され

あんパフェさんから五目を返してもらったギルマスは

この頃、暇さえあれば五目並べをやっている




弱いくせに負けると機嫌が悪くなるので

対戦相手はいい迷惑だ



しかも敗者には容赦がなく

これでもかというほど罵倒するので

わざと負けるのも癪に障る



















しかしギルマスの言う通り

こんな寒い中、御老人を待たせておくのも悪いので

急いで崖を上ることにした







こんな時、自分がウルトラグレイのクラスだったらと

よく思う、そうすればこんな崖ひとっとびなのに・・・

















崖を上りながら、今回の依頼を受けた時のことを

少し思い出していた
























まやりん: お~ぃみんな~ギルマスが久しぶりに依頼もってきたよ~










ギルマスが持ってくる依頼は、何時もろくなものが無い

皆できる限り聞いてない振りをしていたが

さすがにまずいと思ったのか

zeroさんが渋々依頼内容を尋ねた











まやりん: なんかねぇ~エルナスに住んでる、とある老人が
       死ぬ前に何としても、オーロラを見たいんだって~。










zeroshock: なんだそりゃ!?オーロラなんて出る訳無いだろ
       ギルマスなにやってんだ?
       オーロラは夜しか出ないことわかってんのか?
       てか当のギルマスはどこいるんだ?











まやりん: ギルマスは依頼者と一緒にエルナスで待ってるよ
       あのバカだけだと心配だから
       誰かもう一人行ってあげてほしいんだけど・・・。


       ちなみに報酬は前金で、もうギルドの口座に
       振り込んでもらってる。オーロラが出なくても
       エルナスの山頂まで連れて行ってあげれば
       依頼成功だってさ。















zeroさんはそれなら納得、といった様子だが

自分が行く気はないようだ・・・・

他の皆も急に、忙しい振りをしてアジトから出て行った

ギルマスと一緒に出かけると

災難に巻き込まれることを、わかっているらしい




そして一人逃げ遅れた僕が付いていくことになり




今、極寒の中で山登りをしているという訳だ


















そんなことを思い出しながら

やっとのことで山頂まで登りつめた


近くの岩に巻きつけて、ギルマスから言われたとおり

ロープを垂らすとギルマスと依頼者が登ってきた























予想通りオーロラなんて出ていない

しかし、誰もそのことに触れようとはしなかった




寒空の下、少し重苦しい沈黙がながれる

なんて声をかけてあげればいいのか考えていると

当の依頼者がその沈黙をやぶった

























老人: 昔、まだ夜が奪われる前のこと
    
     妻と一緒にこの場所にオーロラ見にきたんだ・・・



     こう見えても俺は昔はそれなりに有名な戦士でな

     仕事も順調で、次から次に依頼が来て忙しい毎日だった






     そんな中、妻が急にオーロラを見てみたいと言い出してな

     忙しいのでダメだと言ったのだが、妻は譲らなかった・・・

    

     まぁ新婚旅行も行ってなかったし、渋々休みをとって

     このエルナスまでオーロラを見に行ったんだ 



     しかしオーロラなんてそう簡単に出れるものではなくてな

     結局見ることはできなかったよ・・・




     妻は後1日だけここに泊まって待とうと言ったのだが
    
     仕事を残してきたので、結局帰ることにしたんだ















     そしてその一週間後に妻は突然死んだ・・・

     後から医者に聞いたんだが、病気だそうでな




     早期に発見できれば、何てこと無い病気だったそうだが

     診療した時にはもう手遅れだったらしくてな




     妻は、俺には仕事があるから

     心配かけたくない、と
 
     医者にも口止めしていたらしい


    

     それから俺は仕事をやめてエルナスに住んで

     妻が見たがっていたオーロラを見ようと思ったんだ

     しかし天罰か何かしらんが、ついてないことに

     その頃丁度、夜が奪われる事件が起こってな





     ずっと諦めかけていたんだが、
    
     やはり死ぬ前にもう一度見に行こうと思って

     お前さん達に依頼したんだ・・・





     今日はつき合ってくれてありがとう。



















グレコ: 別に礼を言う必要はない、金はちゃんと貰ったし

      それに結局オーロラは出なかった、残念だったな。










































老人: いや、確かに俺には見えているよ、綺麗なオーロラが・・・。
































その時本当に依頼者にオーロラが見えていたのか

確かめる術はない・・・





だが確かに依頼者は見ていたのだろう

妻と一緒に綺麗なオーロラを・・・・・


































依頼を終えてアジトに戻る帰り道、ギルマスが言った



後悔しながら過去に縛られて生きるのは

生きているとは言わない

あの老人は妻が死んだ時、とっくに死んでいたんだ。









ギルマスの言うことも一理あると思う






だが両親の仇を討つために、故郷を捨て

いわれの無い借金を負わされて


それでもまだここに留まっている僕はどうなのだろう・・・









僕もまた、過去に縛られているのだろうか














父さん、母さん、僕は何か間違ったことをしてるのですか?


だとしたら、本当の答えを教えてほしい・・・














僕が納得できるような結末を・・・・。




















つづく





















あとがき



今回の夜を奪われているっていう設定は

メイプルの思い出 というサイトから

勝手に引用したものです、何か問題があるようなら

御連絡ください。





これ公式設定だったかな・・・?



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